経穴(ツボ)って何? 経絡(けいらく)って何?

千葉県野田市尾崎のすまいる鍼灸整骨院のブログをご覧頂き、ありがとうございます。
院長の上床です。
「ここのツボを押すと痛む」「ここのツボは押すと気持ちいい」など、ツボという言葉を聞いたり、話したりしたことはありませんか?
この記事では、「経穴(ツボ)」と「経絡(けいらく)」について、東洋医学での考え方、世界保健機関(WHO)がまとめた経穴の位置と名称の標準、そして鍼やマッサージ療法の研究で分かっていることとその限界を、分けてご紹介します。
なお、気・血などに関する詳しい伝統的な理論は、この記事では扱いません。
経穴(ツボ)と経絡とは
経穴(けいけつ)と経絡は、中国の伝統医学に由来する鍼などの施術で使われてきた言葉です。
東洋医学の考え方では、経絡は「気」や「血」が体の中を巡る通り道とされ、経穴は、その経絡の上にある特定の部位とされています。これは、東洋医学の伝統的な理論のなかでの説明です。
WHOの西太平洋地域事務局は、経穴の位置についての国際的な標準(英語)をまとめています(2008年)。この標準では、361の経穴について、体の表面のどこにあるかを決める方法が定められています。
標準がまとめられた背景には、施術者によって使う経穴に最大で25%の違いがあったと報告されていたことがあります。
また、同じWHOの西太平洋地域事務局が1991年にまとめた経穴の名称の標準(改訂版)(英語)では、361の古典的な経穴について、名称とその表し方(英字と数字による記号など)が定められています。名称は経絡ごとに分けて示されており、その区分は、肺経から肝経までの12の経絡と、督脈・任脈の計14です。2008年の標準は経穴の位置を、1991年の標準は名称や表記をそろえるためのものです。いずれも、ツボへの刺激の効果を示すものではありません。
ツボを使う施術について、研究で分かっていること・分かっていないこと
鍼については、米国の国立補完統合衛生センター(NCCIH)の資料が、厚生労働省の「統合医療」情報発信サイトで日本語に訳されて紹介されています。この資料では、腰痛や首の痛み、変形性関節症の痛みなど、一部の痛みに鍼が役立つかもしれないという研究が取り上げられています。
一方で、この資料では、多くの研究で、鍼治療の有益性は、偽鍼治療(研究で、本物の鍼と比べるために用いられる方法)と比較した場合よりも、無治療と比較した場合の方が大きいことが示されていると紹介されています。鍼の作用の仕組みも、完全には解明されていないとされています。
指圧は、同じサイトの「マッサージ療法」の資料で、東洋に由来する伝統的なマッサージの一つとして名前が挙げられています。マッサージ療法全体については、腰痛への根拠は弱く、首や肩の痛みにはおそらく役立つものの効果は短期間とされています。ただし、指圧だけを取り上げて評価した記述はありません。
これらは、鍼についての研究と、マッサージ療法全般についての研究で、ツボ押しや指圧そのもの、また当院の施術の効果を示すものではありません。なお、上で紹介した「統合医療」情報発信サイトの「鍼治療」と「マッサージ療法」の資料には、米国の医療制度に沿って書かれているため、日本に当てはまらない内容が含まれる場合があると記されています。
また、これらの資料では、鍼では不適切な施術によって合併症が起こることがあり、マッサージ療法でもまれに深刻な副作用が報告されていると紹介されています。体の不調があるときに、施術を理由に医療機関の受診を後回しにしないよう注意がうながされています。
当院の施術と経絡指圧
当院の施術は指圧が基本で、症状によって鍼や超音波、電気療法、按腹術を使うことがあります。
メニューには、全身の経絡指圧を行う「メンテナンス・再発予防コース(全身経絡指圧)」「メンテナンス・再発予防コース(全身経絡指圧+按腹術)」や、「按腹経絡指圧コース」があります。
初回は、予診表の記入とお話、施術前の検査を行ってから施術に入ります。施術の感じ方や経過には個人差があります。
平日働かれている方も通いやすいように、土曜日・祝日も営業しております。
当院は予約優先制となっておりますので、ご来院の際はお電話にてお気軽にお問い合わせください。
