腱鞘炎とは
字の通り腱の炎症です。では腱とはどういったものかと言いますと、関節を動かすときには筋肉が働きます。その使われている筋肉の力を末梢の方まで力を伝えている紐状のものを腱と言います。
腱鞘炎はよく腱自体が炎症を起こしていると思われがちですが、腱そのものの炎症ではありません。腱は腱鞘(けんしょう)と言われるもので覆われています。腱鞘は腱が動くときに浮いてきたりしないように抑える役目をしています。この腱と腱鞘の間に炎症が起こったものを腱鞘炎です。
腱鞘炎になりやすい要因は関節の反復運動を継続して行ったり、関節をロックした状態で重いものを持ち続けたり、関節をロックした状態で衝撃を反復的に受け続けたときになりやすいです。腱鞘炎の正式な名称は狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)といわれています。又、ばね指なども腱鞘炎の1つです。
痛みがでたらほったらかしにして我慢せずに、使う頻度を少なくして早目に治療していきましょう。