1. 慰謝料とは？交通事故における「慰謝料」の意味

慰謝料（いしゃりょう）は、交通事故による身体的・精神的苦痛への補償金です。医療費や休業損害とは別枠で支払われ、通院日数や症状の重さに応じて変動します。

交通事故における損害賠償には、以下のような構成要素があります

• 治療費・検査費
• 通院交通費・ガソリン代
• 休業補償・逸失利益
• 慰謝料（精神的苦痛への補償）
• 後遺症慰謝料・後遺障害逸失利益

本記事では「慰謝料の計算方法」に焦点を絞って解説していきます。

2. 慰謝料の3つの基準とその違い

慰謝料算定には主に3つの基準が用いられます：

1. 自賠責基準：法律上最低限の支払い基準
2. 任意保険基準：保険会社が使う内部基準
3. 弁護士（裁判）基準：裁判事例をもとにした最高水準の基準

それぞれの違いと使われやすい場面を理解することが、慰謝料交渉の鍵になります。

3. 自賠責基準での慰謝料計算方法

自賠責保険で適用される慰謝料は、 4,300円 ×（実通院日数 × 2 か 通院期間日数 か 少ない方） の方式が一般的です。

例：実通院日数 30日、治療期間 60日のケース → 通院日数×2 = 60日 → 60 × 4,300 円 = 258,000 円

ただし、自賠責保険には支払い上限があるため注意が必要です。

4. 通院日数・通院頻度と慰謝料の関係

慰謝料額は通院回数だけでなく、**通院頻度の継続性**が重視されます。週2〜3回の来院が理想とされるケースが多く、間隔が空きすぎると減額される場合があります。

また、整骨院・接骨院で通院した場合でも、医師の診断書や治療方針書があれば補償対象となります。

5. 整骨院・接骨院での通院は慰謝料対象になるか？

はい、条件を満たせば対象になります。整骨院での治療も、医師の同意・診断書があれば自賠責保険の慰謝料対象になります。

当院では、野田市をはじめ流山・柏・春日部・越谷・坂東などから来院の方にも同様に対応し、施術記録を整え、保険請求までサポートしています。

6. 弁護士基準での慰謝料はどのくらい違う？

弁護士（裁判）基準は、裁判所が過去の判例をもとに定めた基準で、3つの中では最も高額になるのが特徴です。

例：むち打ち症で通院6ヶ月の場合

• 自賠責基準：約53万円
• 任意保険基準：約70万円前後
• 弁護士基準：約89万円〜100万円

弁護士に依頼すると、慰謝料が2倍近く増えることもあります。
ただし、弁護士費用が発生する点や、案件によって増額幅が異なるため、交通事故専門の弁護士へ早めに相談するのがおすすめです。

7. 慰謝料を増額させるポイント

慰謝料の金額は固定ではなく、以下のポイントを押さえることで適正に評価されやすくなります。

• ① 通院の継続性：定期的な通院履歴が重要
• ② 診断書・施術記録の保存：整骨院・整形外科の両方の記録を残す
• ③ 自賠責・任意保険会社とのやりとりは記録：やりとり内容をメモ・保存
• ④ 弁護士・行政書士への相談：増額交渉の専門家に早めに相談

当院では、国家資格者が患者様の施術経過を丁寧に記録し、必要に応じて医師との連携・証明書作成をサポートしています。

8. 野田市・流山・柏・春日部・越谷・坂東エリアでの実例

野田市や流山、柏エリアでは、自賠責対応の整骨院・接骨院で通院しながら、整形外科と併用して慰謝料が支払われたケースが多数あります。

特に当院では、交通事故による「むち打ち」「腰痛」「背中の痛み」など様々な症状で来院される方が多く、弁護士・保険会社とのやりとりも円滑に進めやすいよう支援しています。

9. よくある質問

10. 監修者プロフィール

監修：上床　一進（かみとこ　かずみち）国家資格保持者（あん摩マッサージ指圧師・鍼師・灸師・柔道整復師）
施術歴25年以上。整骨院・鍼灸院・医療機関連携による交通事故治療の専門家。
「痛みを根本から改善する」ために、正確な評価と再発防止のための施術・生活指導を行っている。

11. 患者様の声

「事故後の首と腰の痛みが辛くて不安でしたが、こちらの整骨院で施術を受けてから動きが楽になりました。保険の手続きもサポートしてくれて安心でした。」（30代・女性・柏市）

「通院中も丁寧に状態を説明してくれたので、安心して任せられました。慰謝料の仕組みもわかりやすく教えてもらえました。」（40代・男性・春日部市）

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