肩こりと骨盤の関係
肩こりと骨盤の関係｜導入：肩こりが治らない本当の理由
「マッサージを受けても数日で元に戻る」「肩だけ揉んでも解消しない」──そんな悩みを抱える方は多いです。実は肩こりの背景にある原因は肩だけでなく、骨盤のゆがみ（前後傾・左右差・回旋）が深く関係していることが多くあります。
骨盤は体の土台。土台が崩れると上に乗る背骨・肩甲骨・頸椎の位置がずれ、結果として肩周りの筋肉に慢性的な負荷がかかります。野田市のすまいる鍼灸整骨院では、骨盤と肩を同時に評価・治療することで、再発しにくい根本改善を目指しています（地域：野田市、流山、柏、春日部、越谷、坂東対応）。
骨盤と肩こりのメカニズム（基礎解説）
骨盤のゆがみがどのように肩こりを生むのか、簡潔に3つの流れで説明します。
- 土台の崩れ：骨盤が前後に傾いたり左右差があると、脊柱（背骨）のS字カーブが歪み、胸郭（肋骨・胸椎）の位置が変化します。
- 肩甲骨の位置変化：胸郭の位置が変わると肩甲骨の動きが阻害され、肩関節周囲の筋肉（僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋など）に過剰な緊張が生じます。
- 慢性筋緊張と血流障害：持続的な筋緊張は血流を阻害し代謝産物が蓄積、痛みやコリ、場合によっては頭痛やめまいを引き起こします。
これらは日本整形外科学会や理学療法の研究でも支持されている概念で、姿勢と筋バランスの関係性は多くの文献で報告されています（例：日本整形外科学会：https://www.joa.or.jp/ ）。
骨盤由来の肩こりタイプ別解説
骨盤の状態により、肩こりのパターンは大きく変わります。代表的なタイプと臨床上の特徴をまとめます。
骨盤前傾タイプ（反り腰）
特徴：腰椎の前弯が強く、胸椎が伸展しやすい。肩は後ろに引かれるが頸部は過前傾になりやすく、首の付け根～肩にかけての筋緊張が強い。
骨盤後傾タイプ（猫背傾向）
特徴：骨盤が後ろに倒れ、胸椎が丸くなるため肩が前方に引かれやすい。肩甲骨の位置が崩れ、肩前面や僧帽筋上部のこりが顕著。
左右差（骨盤高低差）タイプ
特徴：脚を組む、片足重心等の癖で骨盤の高さが左右で異なると、肩の高さも非対称になり、片側に強いこりや頭痛が出やすい。
当院の評価と施術フロー（すまいる鍼灸整骨院の施術プロセス）
来院→評価→施術→セルフケア指導の流れで行います。主要なチェック項目：
- 姿勢写真（立位・座位）で骨盤傾斜、肩高差、脊柱弯曲を確認
- 可動域検査（肩甲帯、胸椎、股関節）
- 筋力・筋バランス検査（体幹深層筋：腹横筋・多裂筋、殿筋）
- 動作分析（座位での骨盤動作、歩行観察）
これらを総合して「骨盤主導で起きている肩こりか」「首～肩の局所問題なのか」を分類し、最適な治療計画を立てます。
具体的施術テクニック（骨盤から整える実践）
当院で行う代表的な施術例です。患者さんの状態に合わせて組み合わせます。
物理療法（疼痛緩和）
低周波・温熱（ホットパック）・干渉波などで初期の疼痛と筋緊張を和らげます。
徒手療法（骨盤矯正・筋膜リリース）
ボキボキしない安全な骨盤調整と、殿筋・腰背部の筋膜リリースで骨盤と胸郭の連動を回復します。
鍼灸・トリガーポイント療法
慢性的なコリや関連痛には鍼による血流改善と神経調節を併用します（国家資格者が施術）。
運動療法（機能回復）
腹横筋や多裂筋など体幹のインナーマッスルを活性化するエクササイズと、肩甲骨周囲筋の再教育を行います。
自宅でできるセルフケア（HowTo）
継続が鍵。毎日無理なく続けられるメニューを紹介します。
骨盤ニュートラルを探す（椅子でできる）
- 椅子に深く座り、坐骨を床に感じる。
- 骨盤をゆっくり前後に10回動かし、前後の中間（ニュートラル）を探す。
- ニュートラルで背筋を伸ばし、30秒キープ。朝・昼・夕の3回目安。
殿筋ブリッジ（骨盤安定）
- 仰向けで膝を立てる。
- お腹を軽く引き込み、ゆっくりお尻を上げる（骨盤を床に垂直に）。
- 5秒キープ→ゆっくり下ろす。10回×1～2セット。
肩甲骨寄せストレッチ（デスクワーク対策）
- 椅子に座り、両手を膝に置く。
- 肩甲骨を後ろに寄せるように胸を開く。
- 深呼吸3回。1日数回行うと効果的。
（上記 HowTo は記事末に HowTo スキーマで構造化データを挿入しています）
患者事例（地域別・改善例）
地域別に典型的な改善例をピックアップしました。実名は非公開ですが、概要と治療経過を示します。
野田市：デスクワークで慢性化した肩こり（女性・40代）
骨盤後傾＋胸椎伸展不足。殿筋ブリッジと胸椎モビライゼーションを中心に6回の施術で肩の重さが大幅改善。再発予防のセルフケアを継続中。
流山市：育児負担による肩こり（30代女性）
片側荷重で骨盤の左右差あり。骨盤調整＋鍼灸で疼痛コントロールし、日常動作改善の指導で6～8回で改善。
柏市・春日部・越谷・坂東：年齢層別アプローチ
各地域でも、骨盤を整えることで肩こり・腰痛の同時改善が多数報告されています（地域内通院者の声ベース）。
よくある質問（FAQ）
- Q1：骨盤矯正は痛いですか？
- A1：当院ではボキボキしない優しい手技を基本とし、痛みが出ない範囲で行います。鍼治療も細い鍼を用いるため痛みは最小限です。
- Q2：どれくらいで効果が出ますか？
- A2：個人差はありますが、初期の疼痛緩和は数回、根本改善は2～3ヶ月程度（週1回目安）の継続が多いです。
- Q3：妊娠中でも受けられますか？
- A3：妊婦さん向けに安全な手技・鍼（適応による）を用意しています。まずはご相談ください。
- Q4：保険は使えますか？
- A4：当院は労災保険や交通事故による自賠責保険は使えますが、慢性症状などの施術は自費施術となります。
推奨プラン・費用目安
以下は一般的な目安です（症状や個人差によります）。
- 短期集中プラン：週2回×4～6週間（初期改善）
- 根本改善プラン：週1回×8～12週間（筋力回復＋姿勢改善）
- メンテナンス：月1回〜（再発予防）
まとめ：今日からできること（3つ）
- まずは立位・座位で骨盤のニュートラルを探す
- 毎日3分の殿筋ブリッジや肩甲骨ストレッチを続ける
- 肩だけでなく骨盤を評価してくれる専門家に相談する
ご予約・お問い合わせ（すまいる鍼灸整骨院）
野田市を中心に、流山・柏・春日部・越谷・坂東の方も多数来院。まずは 公式サイトの予約フォーム かお電話で「肩こりで骨盤評価希望」とお伝えください。
