成長期の子供の腰椎分離症のご相談
先日、当院に男の子のお母さんから腰椎分離症に対してのお問い合わせがあったので来院して頂き直接お話を詳しく伺う事にしました。お話を伺うとスポーツをしていて腰に痛みがあったので、3週間ほど前に病院に行き画像検査を行った所、腰椎分離症と言われました。画像でも分離している場所がわかったとの事でした。現在の症状としては日常生活には痛みやしびれなどはないが、ジャンプをしたり腰を捻る動作をするときには腰に痛みが強くあるとのことでした。相談内容としては数日後に試合があるので何とかなりますでしょうか?と言う内容でした。
腰椎分離症とは簡単に説明すると腰椎という腰の骨の後ろにある椎弓という場所が疲労骨折を起こした状態の症状です。特に成長期における未発達な子供の骨がスポーツなどで腰を捻る動作やジャンプなどを繰り返して行いオーバーユース(体の使い過ぎ)による負担が蓄積されて起こります。
お話を伺った結果、今の状態で無理をしながらスポーツを続けて行った後のこれからの子供の体へのリスクをお伝えさせて頂き、まずは骨の癒合を第一に改善していく方法が一番いいとお話させていただきました。
当院には、過去に分離症をして今は骨がきちんとくっついているが、その後も腰痛があり痛みが改善されないなどの症状で来院され、そのような腰痛症状の方の痛みを施術したり、腰椎分離症になっていても腰に負担がかからないように、骨癒合の妨げにならないように、腰の動きに関係する筋肉に対しての施術をして筋肉の柔軟性を高めて腰の負担を軽減し痛みを緩和しながらの施術は行っています。
上記で書いたように腰椎分離症は腰骨の疲労骨折です。骨折なので最優先するべきは骨がきちんと癒合(くっつく事)する事です。今はまだ日常生活においては痛みやしびれなどが出ていない状態ですが、疲労骨折をしている状態で無理にスポーツをすることによって骨が癒合せずに症状が悪化して終末期になると手術をしなければならなくなる可能性や、手術までいかなくても日常生活ににおいても痛みやしびれが強く出て歩行することが困難になる場合もあるからです。無理をしているとそのまますべり症になる可能性もでてきます。
当院では症状に対して、今後どのようにしていけば良いかなど一緒にご相談などもさせて頂きますので、、お体の痛みやお悩みがございましたらご連絡・ご相談下さい。