忘れがちな「呼吸」の大切さ

普段、ほとんどの人があまり意識せずにしている事と思いますが、生きていくうえで「呼吸」は必要不可欠で非常に大事です。日常生活を過ごす中で、「食事・睡眠・運動が大切」と聞いた事はあると思います。皆さんも食事には気を付けたり、睡眠の質を高めたり、意識的に運動をしたりと体に気を遣っている方も多いと思いますが、「呼吸」に気を使っている方は少ないような気がします。

呼吸は肺の中にある気管支の先の「肺胞」と言われるところで体内に取り込む酸素と体外に排出する二酸化炭素のガス交換を行い、肺胞の周りにある毛細血管を介して酸素を取り込み心臓に送って体に回しています。このガス交換が上手くできなくなると呼吸が悪くなり体内に酸素などが十分に行かなくなると、筋肉の緊張や疲労が蓄積されたり、睡眠の質が下がったり、体の疲労が取れにくくなったり、自律神経が乱れたり、ホルモンバランスが悪くなったりもしやすくなります。そうしたことから呼吸の質の低下によって、頭痛・肩コリ・腰痛などの様々な体の不調も引き起こしやすくなります。

呼吸の質を低下させないためには肺や肺胞は鍛えたりすることができないので「呼吸筋」「胸郭」といわれる肋骨などの骨で囲まれている中にある「肋間筋や横隔膜」などの呼吸筋の柔軟性や筋肉を鍛えて肺の伸縮をしっかりと行えるようにする事が大切です。(呼吸筋には横隔膜・内肋間筋・外肋間筋・前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋・胸鎖乳突筋・腹直筋・内腹斜筋・外腹斜筋・腹横筋などがあります)呼吸筋の柔軟性が低下すると胸郭も開きにくくなり肺も開きにくくなるので呼吸の回数が増え、呼吸が浅くなり体内に酸素が十分に行きわたらなくなり体の不調をきたしやすくなります。

呼吸筋などのストレッチや筋肉を鍛えて動きが良くなれば胸郭が広がりやすくなると、肺の伸縮も行われやすくなり呼吸の回数も落ち着いたりガス交換もきちんと行われやすくなるので体内に酸素が十分に行きわたる事により体の疲労や筋肉の緊張も軽減したり、睡眠の質が高まったりし体の調子が良くなりやすくなります。

普段、意識する事があまりなく当たり前のようにしている呼吸ですが、少し「呼吸」と「呼吸筋」を意識してストレッチなどを取り入れて鍛えたり、柔軟性を高めて日常生活に生かしてみてはいかがでしょうか?

その他、すまいる鍼灸整骨院では首や肩のコリ、頭痛、ぎっくり腰や慢性的なつらい腰痛、ヘルニアや坐骨神経痛、すべり症・分離症などのお悩みの他にも、日常生活における体のメンテナンス、スポーツ傷害・ケガ、交通事故によるムチウチや体の痛みなどの様々なお体のお悩みを改善致します。現在、体のお悩みがあり、お困りの方はお気軽にご連絡・ご相談下さい。

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